東京・上野の国立科学博物館(科博)が9億円超を集めたクラウドファンディング(CF)をめぐっては、所管する文部科学省・文化庁による支援のあり方に批判も広がった。青木栄一・東北大大学院教授に、CFが投げかけた文科行政の課題について聞いた。
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独立行政法人である科博は、国からの運営費交付金と自己収入を収入の2本柱としている。交付金は2022年度の25億4千万円から23年度には28億4千万円に増えており、それ以前の年度と比較しても大きな変動はない。
ではなぜ今回、ここまで波紋が広がったのか。丁寧に解きほぐしたい。
同じ独法の国立大と比べてみ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル